C# プログラミング講座 第5回 プログラムの構造

今回はプログラムの構造について解説します 今回はプログラムの構造について解説します

class Program
{
    static void Main(string[] args)
    {
        Console.WriteLine("Hello world!");
 
        Console.WriteLine("終了するには何かキーを押してください");
        Console.ReadKey();
    }
}

まずは以前に作成した Hello World のプログラムを使って解説します まずは以前に作成した Hello World のプログラムを使って解説します

この namespace の部分を名前空間といいます この namespace の部分を名前空間といいます

この場合、この{}の中が ConsoleAppHelloWorld という名前空間に属しています この場合、この{}の中が ConsoleAppHelloWorld という名前空間に属しています

この class の部分をクラスといいます この class の部分をクラスといいます

この場合、この{}の中が Program というクラスに属しています この場合、この{}の中が Program というクラスに属しています

この部分をメソッドといいます この部分をメソッドといいます

この場合、この{}の中が Main という名前のメソッドになります この場合、この{}の中が Main という名前のメソッドになります

この Console.WriteLine の場合 Console がクラスで WriteLine がメソッドです この Console.WriteLine の場合 Console がクラスで WriteLine がメソッドです

Console クラスは System という名前空間に属しています Console クラスは System という名前空間に属しています

ファイルの先頭に using System; と記述することで、このファイル内では System という名前空間は省略することができます ファイルの先頭に using System; と記述することで、このファイル内では System という名前空間は省略することができます

using System;

それでは少しプログラムを変更していきます それでは少しプログラムを変更していきます

SayHello というメソッドを作成します SayHello というメソッドを作成します

Console.WriteLine の行を SayHello メソッド内に書き換えます Console.WriteLine の行を SayHello メソッド内に書き換えます

それでは TestClass の SayHello メソッドを呼び出してみます それでは TestClass の SayHello メソッドを呼び出してみます

TestNamespace.TestClass.SayHello(); と記述します TestNamespace.TestClass.SayHello(); と記述します

namespace ConsoleAppHelloWorld
{
    class Program
    {
        static void Main(string[] args)
        {
            TestNamespace.TestClass.SayHello();
 
            Console.WriteLine("終了するには何かキーを押してください");
            Console.ReadKey();
        }
    }
}
 
namespace TestNamespace
{
    class TestClass
    {
        public static void SayHello()
        {
            Console.WriteLine("Hello world!");
        }
    }
}

開始でプログラムを実行します、正しく実行されました 開始でプログラムを実行します、正しく実行されました

TestNamespace 名前空間を ConsoleAppHelloWorld に変更してみます TestNamespace 名前空間を ConsoleAppHelloWorld に変更してみます

TestNamespace がなくなったので波線でエラーが表示されました TestNamespace がなくなったので波線でエラーが表示されました

ConsoleAppHelloWorld に修正します ConsoleAppHelloWorld に修正します

同じ名前空間の場合、省略が可能なので名前空間はグレーで表示されます 同じ名前空間の場合、省略が可能なので名前空間はグレーで表示されます

また、同じ名前空間の場合、通常はひとつの{}内に記載します また、同じ名前空間の場合、通常はひとつの{}内に記載します

namespace ConsoleAppHelloWorld
{
    class Program
    {
        static void Main(string[] args)
        {
            TestClass.SayHello();
 
            Console.WriteLine("終了するには何かキーを押してください");
            Console.ReadKey();
        }
    }
 
    class TestClass
    {
        public static void SayHello()
        {
            Console.WriteLine("Hello world!");
        }
    }
}

最後にコメントについて説明します 最後にコメントについて説明します

//(スラッシュ2つ)以降は緑色で表示されコメントとして扱われます //(スラッシュ2つ)以降は緑色で表示されコメントとして扱われます

プログラムの書いてある行の先頭に//(スラッシュ2つ)を追加するとその行は実行されなくなります プログラムの書いてある行の先頭に//(スラッシュ2つ)を追加するとその行は実行されなくなります

これをコメントアウトといいます これをコメントアウトといいます

複数行をコメントアウトしたい場合は /* ~ */ を使うことができます 複数行をコメントアウトしたい場合は /* ~ */ を使うことができます

クラスやメソッドの一つ上の行で ///(スラッシュ3つ)を入力するとXMLコメントを入力できます クラスやメソッドの一つ上の行で ///(スラッシュ3つ)を入力するとXMLコメントを入力できます

XMLコメントを入力しておくとメソッド名の上にマウスカーソルを持ってきた際に表示されます XMLコメントを入力しておくとメソッド名の上にマウスカーソルを持ってきた際に表示されます

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